ノート
ダブルリングノート
二重の「C」型に成形された針金を、あらかじめ背中部分に開けた穴に通して、機械でプレスして綴じたノート。当社では本文の紙数は上質紙70㎏で80枚(160ページ)まで対応可能。左右2ページを完全に見開いた状態に保てるので書きやすく、ページをぐるりと360度回転することもできてコンパクトに使えるから持ち歩きにもぴったり。裏表紙を厚いボール紙にしたり、ゴムバンドを付けたり、本文にミシン目を入れてメモ代わりにしたりと、豊富なオプション加工も楽しめます。
中綴じノート
表紙と中身を丁合して開いた状態で重ね、折り目の中央を針金で綴じたノート。本文の紙数は上質紙70㎏で40枚(80ページ)まで。ページを破ると針金をはさんで反対側のページが抜け落ちます。
中綴じはノート製本を行ううえで最もオーソドックスな形で、すっきりとした見た目に加えコストパフォーマンスに優れた実用性の高い製本方式です。素材を工夫しながらカジュアルな自由度の高いデザインの表紙作成も可能です。
センター糸綴じクロス巻きノート
表紙と本文を糸で縫い付けたノート。本文の紙数は上質紙70㎏として32枚(64ページ)まで可能です。縫い糸を隠し、強度を保つために背中に貼るクロステープは豊富な色が揃っており表紙のデザインに合わせて選べます。開きがよく書き込みやすいこと、針金等を使わず糸だけで綴じていることから子供の使う学習帳に最適の製本方式です。ちょっとレトロな雰囲気も大きな魅力の一つです。
無線綴じノート
表紙、中身を束ねた背中の部分に傷や切れ込みを入れて接着剤を染み込ませ、固める綴じ方のノート。本文がかなり多いページ数でも綴じることが可能であることが強みです。漫画雑誌やペーパーバックはこの方法で製本されています。小冊子などの印刷にも用いられ、比較的安価にできる製本方法ですが、接着剤が劣化すると背割れで分解したりページが脱落したりすることもあります。
ハードカバー糸綴じノート
1枚の紙を8ページや16ページに折り、丁合をとって糸でかがった中身を、ハードカバーと呼ばれる芯紙が入った固い外装の表紙でくるんだノート。一定の厚さが必要なので中身がかなりの枚数になることも多い。スピン(しおり紐)も付けられます。工程が多く、製造日数やコストがかかるなどデメリットもありますが、開きの潔さと強度を兼ね備えた一種の気品は他の製本方式とは比べ物にならず、ワンランク上のノートを実現します。